ダメージ毛の種類(吸水毛)と原因について!!!-Part2ー

前回のブログに引き続き、ダメージ毛の種類と原因についてお話ししたいと思います。

今回は、吸水毛(キュウスイモウ)ハイ&スーパーダメージ毛についてお話します。

吸水毛は、アルカリを使う施術(パーマやカラー,ブリーチ等)を過度に行うことでキューティクルの脱落、CMC(接着成分)や内部タンパク質が流出し、親水毛(シンスイモウ)よりもさらに、水を吸う状態です。

水に濡らすと髪がテロッとした感じになり、引っ張ると伸びてすぐに切れてしまいます。

CMCについて詳しくはコチラ

 

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☆ベーストリートメントが行えるように前処理で、土台を作ります。

(吸水毛の前処理) 吸水毛は、髪の毛が親水になりすぎて(過度に水を吸う状態)疎水的な場所(健康的な部分)がほとんどない状態です。この状態の髪の毛にカラーリングを行っても、色は残りません。

同様にトリートメントを行っても、髪に定着させることができません。このような場合は、髪をベーストリートメントができる状態にする必要があります。

吸水毛を健康的な状態である、疎水にするためには、髪の骨格部分からの補修が必要になってきます。(髪の骨格部分は家で例えると、土台&柱です。)そのために、(SーS)シスチン結合(家に例えると土台&柱)を増やし強化するということを行います。

吸水毛は、疎水的な場所(健康的な部分)がほとんどなく、PPT等(タンパク質等)の定着できる場所がありません。(家で例えると、土台や柱が無いと、壁や床などを作れない状態)そのような場合は、ポリフェノールを利用して髪をPPT(タンパク質等)が定着できる状態まで、ゆっくり収斂(膨潤した髪を引き締めること)させ、余分な水分を髪の内部から押し出し疎水的な部分(土台を)をつくり、それから、ベーストリートメント(内部&外部補修&疑似キューティクル)を行い疎水(健康な状態)に近づけます。

☆ベーストリートメント(※疎水型「ソスイガタ」PPT)の導入→CMCによる接着→キューティクル補修)

☆ベーストリートメントの詳細は順次お話します。

※疎水型PPT                                   親水から疎水(水分調整が出来る健康な髪)へ近づける複合型PPT。ダメージホールを隙間なく埋め尽くし、水に馴染みにくくすることで、疎水状態を長く保ちます。

●PPT
Polypeptide(ポリぺプタイド)の略称。タンパク質を分解して小さくしたもの(ケラチン・シルク・コラーゲンなどのタンパク質を加水分解した物を指します)

● タンパク質(プロテイン)
動物や植物を構成している重要な物質の1つ。アミノ酸が繋がっているものを「タンパク質」と呼びます。

● アミノ酸
アミノ酸は、身体を構成するタンパク質のもととなる成分で、アミノ酸の種類や結合の仕方によって骨、筋肉、皮膚、髪、爪、血液などを構成するタンパク質と なります。毛髪中には20種類のアミノ酸の存在が確認されており、健康な髪と損傷毛ではアミノ酸の構成に変化が現れます。

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